月イチ美文字コンテスト
- Category:教室全体
- Date:2024年08月15日
小1の課題を全員で書いてみよう! 誰が一番上手かな?というものです。
課題は、「いちごアイス」1年生ですから、当然簡単な課題です。
ですが、そのお手本にいかに、そっくりに書くかというのが、硬筆の日々のお稽古なのです。
四角いマスの中に、十字に点線がはいっています。
その点線を目安に、書き始める位置、長さや方向をよく見てお手本そっくりに模写するのです。
誰もおしゃべりをせず、配られた2枚の用紙に、真剣にお手本を見て書いていました。今までに見たことのない光景でした。(笑)
生徒の書いたものを見ますと、どの生徒も今までになくとっても上手に書かれていて、
驚きました。
お手本の文字を観察する力が養われることを確信しました。
誰が一番上手に書けるかと競うこと、用紙は2枚だけと制約のある中で、集中できたのではないかと思います。
このイベントを楽しみにしている生徒もいて、結構盛り上がります(*^^*)
先日、小2の女子が土下座をしていて、「どうしたの?」と聞きましたら、
「うまく書けなかったから、先生、用紙をもう1枚ください」というので、みんな、大笑いでした。もちろん、用紙は、あげました。(*^^*)
四字熟語に、千射万箭(せんしゃばんせん)という、弓道で射手の心構えを説いた語があります。
弓を射る場合はつねに、千本、万本の矢を射る場合でも、後の矢を頼むことなしに、今射る1本の矢をおろそかにしてはならないということ。
(「千射」は千本の矢を射ること「万箭」は万本の矢)
何でも同じですね。この1枚の紙しかないと思って真剣に書く時、最高の集中力が発揮されると思います。